手彫り印鑑(はんこ)と機械彫り印鑑(はんこ)の違いとは?
印鑑(はんこ)の作成において、専門の熟練職人による「手彫り」と彫刻機を用いての「機械彫り」があるのをご存知でしょうか?
手で彫っても機械で彫ってもたいして変わらないのでは?なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
最近では販売されている印鑑(はんこ)のほとんどが機械彫りの印鑑(はんこ)が主流になってしまっていますが、手彫り印鑑(はんこ)には独自の「味」があります。
そこで今回はそれぞれどのような特徴やメリットデメリットがあるのかを詳しくご説明いたします。
手彫り専用解説ページも併せてご参考下さい
手彫り印鑑(はんこ)
・手彫り印鑑(はんこ)の特徴
熟練の職人が手書きで丹念に作成した独創的な印影と伝統的な職人の彫刻技術で作成されるため、セキュリティの非常に高い高品質で繊細な印鑑が出来上がります。
ただ、1本1本丁寧に作成するため時間がかかってしまうことや、その繊細な作業から機械彫りの印鑑と比べて高価格となってしまうため、一般的には少しなじみが薄いかもしれません。
ですが、パソコンなどで打ち出した文字を組み合わせた機械彫りは似たものが作りやすいのに対し、一つ一つを職人が字入れする手彫り印鑑(はんこ)は、同じ職人が同じ内容を彫ったとしてもまったく同じ印影ができるということがありませんのでセキュリティの面では断然に高く、そのため模倣されにくく、偽造防止として優れた印鑑となります。
また同じ彫刻内容であっても線の太さや流れなど職人独自の味がでます。
・手彫り印鑑(はんこ)の作成工程
では手彫り印鑑(はんこ)ほどのようにして作られるのでしょうか。
「手彫り」作成には下記の工程があり、全てを熟練した職人が手作業で行います。
1.印面調整…彫刻面を平に整える
2.朱塗り…印面に朱を塗る
3.字割り…印面に彫刻する文字の配置配分をする
4.字入れ…印面に彫刻する文字を一筆ずつ入念に書き入れる
5.粗彫り…印影の文字以外の周辺を大まかに彫り上げる
6.印面調節…粗彫り後の印面を平に整える
7.墨打ち…印面に墨又は朱を塗り細部の仕上がりを調節する
8.字直し…筆意をふまえ丁寧に文字を整える
9.仕上げ彫り…文字の角の部分を削り印面を仕上る
10.印影捺印…印影を捺印し文字の不具合を確認・調整する
11.仕上げ確認…捺印確認後、印面の最終仕上げを行う
当フロム・インでは2種類の手彫りをご用意しております。
「セキュリティ印鑑」と「伝統工芸士彫り」です。
弊社の手彫り印鑑は字入れをする際、お客様のお名前の画数等を拝見し、お客様のお名前にあった文字をバランスよく配置させていただきます。
「印相鑑定士」が持ち主にあう文字をバランスよく配置し、熟練の職人が丁寧に1本1本彫りあげる唯一無二の印鑑です。
弊社セキュリティ印鑑と伝統工芸士彫り印鑑には、それぞれの彫刻を証明する証明書をお渡しいたします。
個人ご本人のご利用だけでなく、卒業・就職などのお祝い品として、また起業時の会社登録印としても大変おススメです。
納期の短い手彫り印鑑や、お手頃価格の手彫り印鑑もございます。
印鑑はご自身を証明する大切なものです。一度作られると一生使い続けることになり人生の重要な場面で様々に活躍します。
そんな一生物の印鑑だからこそ、熟練の職人が一本一本丹精込めて作成した手彫りにしてみてはいかかでしょうか。
・セキュリティ印鑑とは…
印刀一筋30年の先生が行う完全手彫り印鑑です。
熟練職人による完全手彫りと、お求めやすい価格の印材とで作るセキュリティ印鑑は、偽造防止に優れているだけでなく安心安全をお客様にご提供致します。
全品鑑定書付となりますので、こちらの面でもご安心してご購入していただけるかと思います。
また機械彫りで使用する印材と、手彫りで使用する印材はランクが異なります。
機械彫りでは主に並の印材を使用するのに対し、手彫りは彫り方により、中材以上のものを使用します。
セキュリティ印鑑に使用する印材のランクは中上~上材です。
印材のランクが高い程、見た目にも美しく、そして強度も丈夫なものとなります。
熟練の職人が丁寧に仕上げる手彫り印ですので、印材も相応のものを使用し、長くお使いいただけるものをお作りいたします。
当店ではセキュリティ印鑑には5種類の印材の中からお選びいただくことができます。
比較的短い納期、お手頃価格でお求めやすいです。
※セキュリティ印鑑 個人印のご注文はこちら
※セキュリティ印鑑 法人印のご注文はこちら
・伝統工芸士彫りとは…
伝統工芸士彫りは「甲州手彫印章伝統工芸士認定書」と「印章彫刻一級技能士認定書」の2種類の称号を持つ匠が全ての工程を行う完全手彫り印鑑です。
中でも弊社では印章業界では初の伝統工芸士が完全手作業で謹刻致します。
分業をせず、一本の印鑑に匠一人。最初から最後まで責任を持って一人の匠が作成させて頂く伝統工芸士彫りは、見た目に大変美しく、 偽造が極めて困難であるという優れた性質を持つ最高級品です。
こちらも全品鑑定書付となりますのでご安心してご購入していただけるかと思います。
また機械彫りで使用する印材と、手彫りで使用する印材はランクが異なります。
機械彫りでは主に並の印材を使用するのに対し、手彫りは彫り方により、中材以上のものを使用します。
伝統工芸士彫りに使用する印材のランクは特上~極上です。
印材のランクが高い程、見た目にも美しく、そして強度も丈夫なものとなります。
熟練の職人が丁寧に仕上げる手彫り印ですので、印材も相応のものを使用し、長くお使いいただけるものをお作りいたします。
当店では伝統工芸士彫りには5種類の印材の中からお選びいただくことができます。
※伝統工芸士彫り 個人印のご注文はこちら
※伝統工芸士彫り 法人印のご注文はこちら
セキュリティ印鑑、伝統工芸士彫りについては、高級手彫り印鑑(はんこ)専用ページでも詳しくご説明しておりますのでご覧ください。
※高級手彫り印鑑(はんこ)専用ページ
機械彫り印鑑(はんこ)
・機械彫り印鑑(はんこ)の特徴
印影作成から彫刻仕上げまで全てを機械で作成するので、短期間で低価格で出来上がります。
ですが、全てを機械で作成するので、全く同じ印鑑が作成されてしまう危険性がありセキュリティ面では手彫り印鑑(はんこ)に比べてやや低くなってしまいます。
そのためにも、失くしたり盗まれたりしないように印鑑(はんこ)をしっかりと保管しておくことが重要です。
当フロム・インでは同じお名前であってもまったく同じ物はお作りしておりませんので、その点では安心して購入していただけますが、より高い安全性をお求めの方は手彫り印鑑(はんこ)をオススメいたします。
・機械彫り印鑑(はんこ)の作成工程
「機械彫り」では、全てを自動の彫刻機などで作成します。
1.印面調整…彫刻面を平に整える
2.字割り/字入れ…印面ソフトで一括で作成
3.彫刻…自動の彫刻機にて仕上げまで作成
4.印面調整…彫刻面を平に整える
(墨打ち…印面に墨又は朱を塗り細部の仕上がりを調節する
仕上げ彫り・・・専門の職人が印刀で細部を彫り上げる)
5.印影捺印…印影を捺印し文字の不具合を確認・調整する
6.仕上げ確認…捺印確認後、印面の最終仕上げを行う
当フロム・インでは、4.印面調節後に「手仕上げ」の作業を行っています。
手仕上げでは、彫刻機で彫りあがった印鑑(はんこ)を、専門の職人が墨打ち・仕上げ彫りといった最終仕上げを手作業で行い印鑑(はんこ)を完成させます。
手仕上げの作業をすることにより、よりきいれいな印影の印鑑(はんこ)に仕上がります。
Q&A
Q:出来上がった印鑑の作成方法が、一般の人で見分けられますか?
A:一般の人では、判別は難しいですが、印章店などの専門の人なら判別は出来ます。
Q:ネットなどかなり低価格の印鑑がありますが、「機械彫り」ですか?
A:まず、異常に価格の安いものは、機械だけで大量生産したものです。ネットで購入する場合は、しっかりと作成方法の説明を確認しましょう。
Q:セキュリティの低い認印は、「機械彫り」でも良いですか?
A:既成の認印は、一般的に「機械彫り」で安価に大量生産されています。
Q:水晶などの石素材やチタンなどの金属素材の印鑑の作成方法は?
A:これらの素材では、「手彫り」は出来ませんので、ブラスト加工やレーザー加工、放電加工などで作成されています。
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